火のような恋が残した辛い傷。時間が経つほどに，恋に対する手強さが少しずつ変わって行く男女関係に関する話
▼軍除隊後，復学を控えたチェヒョンは，大学登録料を稼ぐために焼きいも商売をしている。
▼ある日，酒に酔ってふらついて焼きいもを買いに来たテンプロ得意客のヘリが，チェヒョンに友だちになろうと酒癖の悪さをあらわしたが，内心ヘリに関心があったチェヒョンは，快くそうしようと言う。
▼そんなある日，路地の片隅でヒモから暴行にあうヘリを発見したチェヒョンは，正義感に燃え上がってヘリを助ける。
▼このことを契機により一層近づいたチェヒョンとヘリは，偶然に一夜を送る。しかし，次の日の朝，チェヒョンが置いて行った花代にヘリは傷を受け，その日以後，チェヒョンの前に現れない。
▼そのように時間は流れ，保険会社に就職して退屈した日常を送っていたチェヒョンの前にヘリが現れる。以後二人は，運命の相手に会ったように愛に陥って同居を始める。
▼しかし，チェヒョンは，不意に俳優になるというヘリの面倒を見ながら，少しずつ疲れ，自分の顧客だった美貌の女性と逸脱して，二人の愛に亀裂が始まる。
▼弱り目にたたり目で，テンプロ仕事を辞めたヘリを捕まえようとやってくるヒモは，彼女の同居の男チェヒョンをますます圧迫してくる。
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