１組の甘い新婚夫婦と天才シェフの奇妙な共同生活が始まる。
▼愛らしい彼女，誰もが愛してしまう甘い悪魔モレ。
▼幼い時からいつもそばにいて，あたかも空気のようなサンイン兄貴。兄貴がいなければ，今の私もなかったかもしれない。
▼最初の結婚記念日，兄貴へのプレゼントを買いに行ったギャラリーで，自分でさえも信じられない経験をするようになる。理性が麻痺して心臓がさく烈するようなこの感じを何と言えばいいのだろうか。自由な霊魂，愛の前によどみなく突進する男トゥレ。
▼フランスでサンイン兄貴に会ったのも，レストランのオープンのために兄貴が私をこちらへ呼んだのも，すでに決まっていた運命の手順であったのかもしれない。
▼真昼の眩しい陽光のような彼女は，私の目をとろんとさせ，私の心臓を止らせた。韓国での初めてのすみかで，驚くべきことに彼女にまた会った。
▼すべての女性のロマン，完ぺきな条件にきめ細かい魅力まで兼備した男サンイン。料理人になる夢のために，順調だったファンドマネジャーを辞めた。
▼迷わず決定を下せたのは，いつも私のために明るく笑うモレが私のそばにいたからだ。モレは，私にあらゆることを可能にし，同時にあらゆることを不可能にする。
▼２人の男と１人の女性が，あるキッチンを共有し始めた。彼らが見せる甘く，ほろ苦いシークレットロマンスが始まる。
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