輝国山人の韓国映画
<Home>へ

犬と狼の間の時間

映画監督のキム(アン・ギルガン)は,あまりつきあいのない,従兄のイルギュから電話をもらう。

イルギュの母親と朝鮮戦争の時に別れ,北朝鮮に住んでいる父親が,中国のヨンギル(延吉)で対面することにしたという便りを伝え,海外旅行経験が多いキムに同行してくれるよう頼む。

ソクチョ(束草)へ行くバス中で,1人の女性ヨンファに会い,しばらく女性と目が合いながら心が惹かれる。

ソクチョ(束草)の民宿で偶然にヨンファと再会したキムは,テベク(太白)へ妹を探しに行くヨンファに訳もなくついて行く。

[制 作 年] 2005年* [韓国封切] 2007年6月21日 [観覧人員]  [原 題] 犬と狼の間の時間 개와 늑대 사이의 시간 [英 語 題] Time Between Dog and Wolf [ジャンル] ドラマ [原 作]  [脚 本] チョン・スイル,ハン・ジョンウォン [脚 色] イ・ジョンエ [監 督] チョン・スイル [第4作] [助 監 督] ムン・ビョンヒ、キム・デフン、キム・ミョンジン、チェ・ヨンソク [撮  影] チョン・ソンウク [照  明] パク・ヒョフン [音 楽] キム・ソンス [美 術] イ・ジョンエ [出 演] アン・ギルガン    → キム・ソンギュ 映画監督       キム・ソンジェ    → ヨンファ       キム・グィソン    → イルギュ ソンギュの従兄       ユ・スンチョル    → 炭鉱村 老人       チョン・ミョンニョ  → イルギュの母       チョン・ミョンオク  → 民宿 おばあさん       キム・ウンギョル   → ヨンファの夢の中の妹       パク・ヒョンドク   → 酒場 酔客       バン・ソンウク    → プロデューサー       キム・ビョンジュン  → スタッフたち       ユン・ジナン     → スタッフたち       ミン・ヨンシル    → スタッフたち       シン・オイル     → 酒場 男たち ヘソン食堂       キム・イヌァン    → 酒場 男たち ヘソン食堂       キム・ヒョングァン  → 酒場 男たち ヘソン食堂       イ・ゲスン      → 酒場 女主人 ヘソン食堂       クァク・ヒスン    → 食堂 女主人       ソ・スウン      → 食堂の客たち/精米所 老人       チョン・イングン   → 食堂の客たち       キル・クムジャ    → 食堂の客たち/望郷祭の人々       ハン・ボムソク    → 食堂の客たち       ハン・スンミョン   → ウロンゴルの女/登山客たち       チョン・ギョンスク  → イルギュの妻       キム・ドゥヨン    → イルギュの息子       ペ・ヨンスク     → トゲ(道渓)の女       イ・ヨンハ      → トゲ(道渓)杖老人       ハ・ソンムン     → 任務交代 軍人       ムン・ビョンヒ    → 任務交代 軍人       チェ・ヨンソク    → 任務交代 軍人       イ・ミンギュ     → 任務交代 軍人/軍人たち       ナム・ホソプ     → 軍人たち       アン・フン      → 軍人たち       チョン・ホヨル    → 軍人たち       パク・ヨンミン    → 軍人たち       ファン・ミョンチョル → 軍人たち       イ・ビョンド     → 軍人たち       アン・サンホ     → 軍人たち       シン・スンデ     → 軍人たち       アン・ヨンス     → 軍人たち       ソク・ギョンファン  → 飲酒取締 警察たち       シム・ジェウォン   → 飲酒取締 警察たち/バス乗客たち       カン・ジョングァン  → ヘウンデ(海雲台)警察署 警官たち       シン・インウ     → ヘウンデ(海雲台)警察署 警官たち       パク・チャシク    → ヘウンデ(海雲台)警察署 警官たち       チョン・ウヨン    → テベク(太白)警察署 警官       キム・スンハ     → ケッペ おばあさん       イ・グァンヒ     → 駐車取締員       キム・ジニョク    → 注油員       ソン・スンニョル   → 登山客たち       ユン・ヨンス     → 歓楽街 酔客       キム・ソリ      → バス乗客たち       パク・ヒョジョン   → バス乗客たち       イ・スンジョン    → バス乗客たち       ハン・ジョンウン   → バス乗客たち       ハ・オジョン     → バス乗客たち       キム・ヨンボム    → バス乗客たち       キム・ソンウン    → バス乗客たち       ペ・ジョンウォン   → プサン(釜山)ターミナル 乗客       パク・ウンジャ    → ソクチョ(束草)ターミナル 切符売り       パク・クァンホ    → タクシー運転手       イ・スッキ      → タバン(茶房)ホステス       ソル・ジョンミン   → 望郷祭の人々       キム・ギロン     → 望郷祭の人々       ファン・ソギョン   → ペサ村の子供       キム・ハクチェ    → ハーモニカ演奏       ホ・ウンギョン    → リポーター ナレーション [受 賞]  [映 画 祭]  [時 間] 108分 [観覧基準] 15歳以上 観覧可   [制 作 者]  [制作会社] トンニョク・フィルム [制 作 費]  [D V D] 日本発売なし [レンタル] なし [H P] 終了(韓国) [撮影場所] ヘウンデ(海雲台)市外バスターミナル       ヘウンデ(海雲台)警察署       チンソンミ(真善美)写真館       ミンラク(民楽)洞 漁民協同チョジャン( 醤)店       ニュー国際荘旅館       チョンホ洞 アバイ民泊       ソクチョ(束草)市外バスターミナル       イェッスヤン食堂       ヘソン食堂       スボクチャン(壽福荘)旅館       セガンウォン注油所       ソン・ヨンホ氏宅       テベク(太白)警察署 ファンジ地区隊       テグ(大邱)シルビ食堂 [Private ] K-DVD 【77】 [お ま け] 演出意図       ・太陽が傾き始めて,道の上に薄暗い黄昏が広がり、あそこに見える獣が犬なのか        狼なのか,よく見分けがつかない瞬間。       ・その時をフランスの人々は,‘犬と狼の間の時間(heure entre chien et loup)’        と呼ぶという。       ・この時間は,現在と過去、現実と夢の時間的,空間的な境界を不明瞭にする時間だ。       ・この不明瞭な境界は,不安と混沌を産んで,日常的な世界を見慣れないものにする。       ・私たちの人生が,一度失ったものを取り戻すのは,容易なことでない。       ・一生をかけても探せないまま,目を閉じなければならないかもしれない。       ・しかし,時には,その努力に向かった旅程が,離れることと留まること、取り戻す        ことと探せないことを越えて、人生自体に価値を付与する力になったりもする。       ・この映画は,限りなく遠い黄昏の道の上にいるキムとヨンファのように、私たちを        また‘犬と狼の間の時間’の憂愁の中に案内するだろう。       ・そして,その道の果てで、私たちがすでになくしたものと,今後なくすであろう他        の多くのものに直面できる勇気を持たせてくれるだろう。


プラウザの「戻る」で戻ってください。