桐朋学園音楽科卒業。
東京音楽大学ピアノ科演奏家コース卒業。井口愛子に師事。
1979年
渡仏。サティの研究家で詩人であるピアニスト、J.J.バルビエに師事。
同時にリムール市のコンセルヴァトワールにてピアノを教える。
1981年〜
パリのエスパースジャポンにてデビューリサイタル。
翌年ファースト・アルバム「エリック・サティ」をサウンド・プロセス・デザインよりリリース。
87年、ソロアルバム「さつき・プレイズ・サティ I・II」をキング・レコードよりリリース。
その他、多くのレコーディングに参加。また「サティの夕べ」と題する帰国リサイタルを始めとして、スパイラル、サントリーホール、音楽の友社などの主催コンサートに出演。
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1991年
ロック界のサティと呼ばれるパスカル・コムラードの曲をアレンジしピアノ以外の楽器をも使い演奏したカラフルでボーダレスなソロアルバム「ランデ・ヴ」をNEWSICよりリリース。リリース後はパスカル・コムラードとのジョイントライブなど多くの「ランデ・ヴ」ライブを続ける。
1992年
楽譜「エリック・サティ ピアノ曲集1・2」 (音楽の友社) を、J.J.バルビエと共に監修。
Nihon Scitexのためにエリック・サティの曲を集めたCD「家具の音楽」を録音。(インナー向け限定プレス)
1993年
スクリアビンのプレリュードを古いフランス製のピアノで演奏し、曲間にボイスやSEをコラージュして仕上げた異色のピアノソロアルバム「形のない息吹」をNEWSICよりリリース。収録曲が三菱レーヨンのTVコマーシャルに使用される。
尾島由郎のCD「ハンサム」NEWSICのレコーディングに参加。
コンピレーションCDブック「silence-未来への静かなる提言-」NEWSICに参加。このアルバムは「サイレンス」というテーマに賛同し参加した内外のアーティスト(脳科学者J.C. リリー、映画監督デレク・ジャーマン、デビット・カニンガム、ホルガー・シューカイほか) によって作られたコンピュレーションCD。柴野はドビッシーのピアノ曲「雪の上の足跡」をベースに、亡き伯父の中島健蔵氏が生前愛用していたアップライトピアノを用い、氏へのオマージュといえるようなサウンドコラージュ作品を作る。
コンサート「ピアノ・ラビリンス」出演。(スパイラルガーデン)
コンサート「カレス (愛撫) 」出演。共演:尾島由郎 (スパイラルホール)
東京FM「ミュージック・ウェイズ」の柴野さつき特集に出演。
J-WAVE「マザー・ラビリンス」のクリスマス・スペシャルにゲスト出演、演奏。
1994年
尾島由郎とのコラボレーションアルバム「カレス (愛撫)」をNEWSICよりリリース。
楽譜「エリック・サティ ピアノ曲集3・4」 (音楽の友社) を、J.J.バルビエと共に監修。
造形作家、長野延吏子の写真集「エレメント」のために 尾島由郎とのコラボレーションアルバム「Music for Element」を自主リリース。
1995年
アルバム「うつろな空想〜サティ・ピアノ・コレクション」(エウロス) をリリース。
1996年
アルバム「アルバム・リーフ〜ピアノ姫と7人の作曲家達」(エウロス) をリリース。
1997年
アルバム「目の中の神秘的な接吻」(メディアリング) をリリース。柴野さつき - Piano/Upright Piano/Toy Piano/Organ、清水靖晃 - Tenor Sax、鎌田直純 - Baritone、尾島由郎 - プロデュース。
1998年以降〜現在
アルバム「植物文様ピアノ曲集-藤枝守作品集」(音楽之友社)をリリース、「静けさの本-吉村弘ピアノ作品」(春秋社)を再リリース。
周防正行監督の2本の映画「シコふんじゃった」「それでもボクはやってない」でピアノパートを担当。
熊井啓監督の映画「深い河」や若松孝二監督の映画「明日なき街角」では柴野のサティが重要な役割を果たしている。
その他、テレビCMや環境音楽制作など多方面にわたって活動を広げている。
現在、大人を対象にしたプライベート・レッスンを開き、だれでもが自分の音楽表現を持っているという強い信念を通して、大人になったら上達しないという間違った幻想を打破する指導を展開している。
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