ベストセラー秘話:PART2
編集好奇 '03年3/26 byカヤノカツミ

■今日のゲスト・東京のフォレスト出版太田社長と会ったのは、たしか'99年の年末。ランチェスター経営・竹田社長のもとへこられた時、私も飲み会に誘って貰いました。その時に竹田先生が「栢野さんに書かせなさい。この人は乗ってるときの文章がスゴイから」「是非、本を出しましょう!原稿を送って下さい!」。エエッー、何をお世辞を。そんな簡単に出せるはずがない。えらく軽い人だなと想いながらも、これはチャンスかもと翌日に書きためた過去のエッセイやなんかを100枚ほどFAX。さあ、どうなるかと思ったんですがその後何も連絡無し(当たりメーじゃん)。

■でも年末から「博多のバカ社長」を書き始めたんですが、2000年2月に突然ウツに。まさに「来た来た。あー乗り移る」みたいな感じでしたね。それ以来、表向きは元気に見えたようですが、長期のスランプ状態。それから年末になると「よし、来年は本を書く!」と決意して書き始めるが、2000年末もダメで2001年はウツが酷くなって、打開しようと新聞配達や顔写真スタンプ販売で毎日飛び込み500件やったんですがダメ。

■その後、また竹田先生から「太田さんが独立起業の本を出したいと来るからあんたも来たら」と言われたんですが、「いや、もういいです。私はダメです」と無視。そしてまた年末が近づき、例のごとくランチェスター勉強会や、サクセスパワー福岡・上射場さんのやずやSMI早朝会や稲田勉強会で「2002年度経営&人生の目標設定」をA4一枚で作成。稲田さんや上射場さんから「よくできている」と誉められ、まあ、書いても実現しなければなあと思いながら、竹田先生・ローズルームの青野さん・南王の永野さんと飲み会へ。そこで3人から「来年こそ栢野さんの出版記念パーティをやろう!とにかく書け!」と言われ、私も酔った勢いで「わかりました!じゃあ2002年5月に出し、5/22がアクロス大ホールでパーティだ!」と騒いだのが2001年12月中旬。

■それから3度目の正直で籠もって書き始めたんでですが、1週間で挫折。やはりダメだな。出版社も決まってないし、そんなの無理だよと思いましたが、年賀状を書く際に「祝!栢野克己が出版!・・・という初夢を見ました」と約1000人に発送・FAX。それから仕事を絶って本に専念。何度もアー駄目だと諦めながらも何とか形が出来たのが2002年3月。

■その企画書と概要をPHP・講談社・日経・日本実業出版社など約35社へ郵送。地元は天職に関する本を出していた石風社に電話して飛び込み。すぐに実業出版から「興味アルから原稿全部送れ。俺も福岡出身だ」とメール来たんですが「やっぱ、田舎の起業家の話じゃ・・」で駄目。他も続々と「今回は・・」の定型断り文書で大半は返事も無し。やっぱねーと思っていると、石風社の藤村さんから「いいですね。出しましょう」と返事。福岡県限定販売だが、それでもやったー!

■で何とか6月に最初の仕上げ。でも、本が出てもせいぜい3000部だし食えない。今後はどうしようとネット見てるとたまたまフォレストのHPで「本を毎月プレゼントします」とあり、あの憎き出版社かと応募してご意見コーナーに「どうも、あの時の栢野です。ところで竹田先生の本はどうなってるんですか?早く出して下さい!」と書いたら折り返し太田社長から「・・・(言い訳)・・の最後に、そうだ、栢野さん、竹田先生のゴーストしませんか?」と折メール。

■一瞬、これは数十万円の仕事にはなると喜んだんですが、ゴーストライターじゃなあと呟くと、久米が「何言ってんのよ。うちは金ないし、先生とはもう10年のつき合いでしょ。あなた以外にいないでしょ」と一喝され、ウンそうだ。俺がやる仕事だと、先生にFAX。その際、淡い期待で「・・・もし出来たら共著なんて無理ですかね?」と書いたらその1分後に折FAXがカタカタピー。「共著どころかあんたが書いたことにしてイイ。私は監修で小さく名前が入ればいいから」と。

■で、久米と2人で「ウワー!やったー!!!」とぬか喜び。それを誇張して「先生から強く共著にするように言われた」と太田社長に言うと「いいですよ。但し、今回の本は竹田先生の理論をまとめたものですから、あくまでも竹田先生がメインで、栢野さんの字は小さくなります。それでいいですか?」と。そんなもの、イイに決まってんじゃん!と久米と大騒ぎ!

■まあしかし、その後7月〜10月中旬までは精神的地獄でまたも何度もウツになり、担当編集者の田中さんにも「もう駄目です」と泣きを入れながら書いてると、太田さんから「栢野さん。今回はココまで。ストップ!」と中断命令。えー、まだ半分も書いてないのにこんな内容で売れるのかと不満タラタラでの間にドンドン本の形に編集が進む。事例もまあまあ入れたが、本当の成功要因まで書くスペースない。コレは駄目だ、売れないと、見本を持ってきた太田さんに会うのも怖くて事前に親不孝通りの薬局に行って、抗うつ剤とユンケルを飲んで会ったが極度の緊張状態。

■まあしかし、出したからには売らねばと、思いつく限りの営業活動を12月から泊まり込みで決行!すると、読者カードが次々来て「いやー、目から鱗でした」「こんな本は初めてです」なんて来たが、またお世辞バッカ言いやがってと思いながらも、嬉しいのでスグに手書きで返事。それを繰り返し、地元は毎日本屋に行って、全国の書店にはFAXとメールと電話をし、読者には・・・・で、年末年始の1週間で体重が7キロ減。

■その後も○△□で・・・今も楽天なんかは10週連続で全国ベストセラー第1位で、今頃入った郊外のツタヤでもいきなり第1位!ありゃりゃの合間にもうすぐ9版・5万部。まだ4ヶ月だし内容は原理原則だから年数経っても陳腐化しない。こりゃー100万部も夢ではないと確信し、今に至っています。で、最初に書いた「博多のバカ社長:仮題」ですが、こっちが大幅に遅れてなんとかこの5月か6月に発売。当初はせいぜい3000部の予定だったんですが、もう全国から予約が数千部で、石風社と共に「<博多学>が10万部行きましたから、これもロングで10万イケルかも」で、遅れてラッキー!・・・というわけで、「人生に無駄なことはないのだ」と強く思います。

■いよいよテレビ「人生を逆転する!九州ベンチャー大学」(ケーブルテレビのJ-COM福岡:35万世帯=約100万人)が5月から毎日夜9時半頃からスタートします。

■月に1名の元気社長に<徹子の部屋>みたいな感じで私が対談し、それを週替わりの4連続で放送。<社長の人生=学生時代・就職・転職時代+起業〜現在まで+失敗苦悩の克服話+成功の秘訣と今後の夢>=実際の放送時間は4回で20分ほどですが、番組で伝えきれない収録した90分ほどの生映像は、ビデオで全国通販します。

■これはいつもの家庭用ビデオと違って2台のカメラでプロの本格撮影。編集作業もスタジオでやります。だから価格は1万円くらいで制作効率コストの都合、毎回100本限定になりますが、J-COMディレクターの塚本さん曰く「同じ内容でも作り方で見る人の理解・行動への影響力に格段の差があります」とのこと。同じ程度のヤツは船井総研などでは1本3万5千円前後。エロビデオも?万円。ちなみに第一回の収録は4/5に行われますが、ゲストはOOO社長。そうです!今や知らない人はいませんが、今までにテレビやマスコミに自分の人生を語ったことはなく、とくにこの4年は沈黙を守ってきた人です。そこを私が脅しスカシで総会家並みに説得し、テレビ初出演となりました。

■そして、2回目のゲストは、やはり会社は有名ですがテレビには出ないOOOO。守秘義務がありまだ言えませんが、4月後半には明らかにします。

■そしてさらに!年内には「中国と韓国のベンチャー起業家対談」も決定!博多を起点に全国・アジアにバカ社長パワーを伝播させます。さらにさらに、この番組を全国のケーブルテレビ&アジアに配信も考慮中。CMを一切入れない&地上波では話せない暴露話もガンガンやりますので、早くも引き合いが来ています。クダラン経済番組と違い、かなり危ないが面白い番組。あなたの人生を逆転・好転させるよう、一生懸命頑張ります!応援をよろしくお願いします!!!!!!




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テレビ「九州ベンチャー大学」未放送収録ビデオ「人生は逆転できる」元気な人やベンチャー企業をカヤノが取材。(1本10500円のところ、全11本だと66000円、6本チョイス42000円、3本チョイス24000円です(すべてプラス+代引送料です)。)(プロの撮影編集です!)

「独立を考える方への転ばぬ先の杖」独立起業塾ビデオ販売(1本5250円、または3150円+代引送料)

「人生・仕事・経営etcを学ぶ!」人間実践学講演ビデオ販売(1本3150円+代引送料)

栢野の講演ビデオ&カセットテープ販売 (ビデオ各1本4200円/カセット1本各3150円+代引送料)
(1)「小さな会社☆儲けのルール」入門実戦編○商品戦略/天職事業の探し方○地域戦略/大手に勝つエリアの決め方・・・
(2)「小さな会社は本気・正直・感謝しかない!そして己に克つ!逆転の人生経営戦略」

「金をかけずに集客が2〜19倍!」弱者必勝の広告・集客戦略ビデオ販売(1本5250円+代引送料)

「成功する異業種交流のやり方&コンサルかけ出し時代の実践営業方法」栢野の講演カセットテープ(120分)販売5250円+代引送料

「シロウトが本を出してベストセラーになった理由」栢野の実践成功事例カセットテープ(40分)販売2100円+代引送料

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