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The Albums Of Rush

"Test For Echo"

Released September 10, 1996
Atlantic/Anthem Records Inc.
Produced By Peter Colins and RUSH

Tracks:

rtb
General talking for this album
Producer: Peter Colins

-----プロデューサーを、引き続きピーター・コリンズにしたのは、前作のサウンドと方向性を気に入っていたからですか?

Geddy Lee:プロデューサーとしてのピーターの能力を大いに買っているからさ。彼は実にフレキシブルなプロデューサーで、クリエイティヴだ。ある意味でオールド・ファッションなプロデューサーだね。彼はエンジニアではなく、もっと曲‥‥メロディや演奏に焦点を当てている。サウンドに関しては、エンジニアに任せていて、ピーター自身はこのプロジェクトの父親的存在となっていたな。とても良い影響を与えてくれたと思う。(Bass Magazine 1996年10月号)

Recording Engineer: Stephan W. Tayler

Geddy Lee:『テスト・フォー・エコー』ではアメリカン・ロック的な要素が出たと思う。ドライでボトム・エンドを強調したサウンドのアルバムを作ったんだ。初めてアメリカ人のエンジニア、REM を手がけたクリフ・ノレルを起用したこともあって、とてもエキサイティングな実験だったよ。(Player 1996年11月号)

Mixing Engineer: Andy Wallace

-----ミキシングを担当しているのはニルヴァーナやフェイス・ノー・モアとの作業で知られるアンディ・ウォレスですが、それもまたラッシュ・サウンドに新しい要素を加えるためだったのですか?

Geddy Lee:いや、それよりも、音を鮮明でクリアーにしてもらうためにアンディを起用したんだ。彼の素晴らしいところは、2トラック程度のギター・パートをでかく肉厚なサウンドにしてしまうところだ。とは言っても、“音の壁”というように身動きのとれないものではなく、風通しのいい隙間を感じさせる音作りが得意なんだよ。実際にレコーディングに入る前にも彼の存在は気になっていたけど、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、それからジェフ・バックリーのアルバムを聴いて、「こいつしかいない!」と思ったんだ。(Player 1996年11月号)

Album Theme

-----今回は“エコー”すなわち“他人からの賛同”がテーマだそうですが、そのテーマについて教えて下さい。

Neil Peart:たとえば自分が生まれた時、最初に必要とするのは、どんな動物でも、温かい母性のようなものだろう。それがここで言う“エコー”あるいは“賛同”なんだ。それを知らずに育つと、後々もずっと引きずってしまうことはよく知られている。そしてそれは個人のアイデンティティが育っていく時に、たとえば悩める若者が、自分と同じように感じている人がいると知るだけで救われたりする。自分が依りどころとする自信もそこから生まれるものだろう。生まれたての時、思春期と人間は成長していくけれど、その場合にも、誰かに賛同してもらうことが必要だということだ。(Rhythm & Drums Magazine 1996年11月号)

-----新作を制作するにあたって掲げたテーマやコンセプトといったものはありましたか?

Alex Lifeson:あったとしたら、“コミュニケーション”だろうね。『TEST FOR ECHO』のアイデアは、それを聴いている人総てがコミュニケート出来るようにということだった。世界はこれまでになくどんどんクレイジーになっているから、お互いの触れ合いというものが失われていくように思う。歌詞を担当したニール(・パート:dr)は、そういうことを言おうとしていたんだと思うよ。(Young Guitar 1996年11月号)

Test For Echo

ライヴ演奏: Test For Echo tour

Geddy Lee:「テスト・フォー・エコー」はコミュニケーションの欠如や孤立などといったことを題材にしてるんだ。マス・メディアが情報をあふれさせることによって、我々は情報の海に溺れてしまい、疎外感を感じることになってしまう。そんな我々は自分達と同じ境遇におかれている他人と接点を持とうとする、という内容だよ。(Player 1996年11月号)

Driven

ライヴ演奏:Test For Echo tour
video clip あり

-----「DRIVEN」のエンディングで聴かれる、象の鳴き声みたいなサウンドはギターによるものですか?

Alex Lifeson:中間部のギター・セクションがあるよね?ベースだけの演奏があって、そこにフィードバックが掛かったギターが入ってくるところのことなんだけど、そこを全部逆回転にして、エンディングに付け加えたんだ。つまり同じパートを逆に流しているというわけ。それでああいった奇妙なサウンドになっているのさ。“象の鳴き声”ね‥‥、完璧な表現だよ。(Young Guitar 1996年11月号)

Half The World

ライヴ演奏:Test For Echo tour
video clip あり

-----「ロール・ザ・ボーンズ」のラップをゲディがやっているとは思いませんでしたよ。

Alex Lifeson:‥‥それから、10弦のマンドーラも使ったね。10年くらい前に質屋で買ったもので、家ではよく弾いていたんだ。難しいから、指の練習にいいんだよね。で、「ハーフ・ザ・ワールド」の最後のバースではちょっと違った方向に持っていきたくて、マンドーラを使うことを提案してみたら、プロデューサーのピーター・コリンズが“パーフェクトだ!これは入れなくちゃ!”って大乗り気になってね。(Guitar Magazine 1996年11月号)

The Color Of Right

ライヴ演奏: なし

Time And Motion

ライヴ演奏:Test For Echo tour(1st leg の 10/19, 20, 23, 26, 29, 11/1, 4, 7, 10 のみ)

Totem

ライヴ演奏: なし

Dog Years

ライヴ演奏: なし

Virtuality

ライヴ演奏:Test For Echo tour

Resist

ライヴ演奏:Test For Echo tour

Limbo

ライヴ演奏:Test For Echo tour

-----「リンボ」の途中で聴こえる叫び声は?

Geddy Lee:それは秘密!自分で考えてみて(笑)(Bass Magazine 1996年10月号)

Carve Away The Stone

ライヴ演奏: なし

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