Roine Stolt | Electric & Acoustic Guitars, Lead Voice, Keyboards |
Tomas Bodin | Waldorf Synthesizer, Hammond Organ, Mellotoron, Piano, Pipe Organ, Rhodes Piano, Optigan, Accordion, Effects |
Michael Stolt | Bass |
Jaime Salazar | Drum Kit |
Hasse Bruniusson | Percussion |
Hans Froberg | Lead and Backing Voice |
Ulf Wallander (guest) | Soprano Saxophone |
Hakan Almqkvist (guest) | Sitar, Tabla |
06/08/97 実家に程近い目白の World Disque にて.
(お,いまかかってたのいいなあ.カイパっぽいっていうか...)
それからしばらくして会計の時.
私:「すいません,さっきかかっていた割とテクニカル系のシンフォ,なんていうアルバムですか?」
店員さん:「えーっと,フラワーキングスだと思うけど.」
私:「え!そうなんですか.」
カイパのアルバムは持っているくせに,その後の Roine Stolt は全然追っかけていなかった私はそれを反省しつつも新譜コーナーにあった The Flower Kings の新作, Stardust We Are を手に取る.3,200円という値段で少し躊躇する.(ちょっと高くないか?)心の声.が.よく見るとなんと2枚組じゃあありませんか!
私:「これください」ライヴアルバムでもなく,バリバリの新作で CD 2枚組とは.案の定長い曲が並んでるぞ.しかもタイトルトラックは25分だし.期待しまくりです.
このアルバムは,本当に現在進行形のシンフォニックロックだと思います.様々な「今」の音と素直に共存していて,80年代型の「プログレ」にあったような古くささがない.Spock's Beard を聴いたときにもそう思ったのですが,こちらのほうが私の肌に合うようです.
それにしても明るくっていいなあ.2枚目なんて曲によってはホントに歌ものですが,コード進行に必ず仕掛けがあって単純に進まないところがいいですね.長い曲もまったく飽きさせることなく聴かせてくれます.それにリズムが単調じゃないのもすばらしいです.パーカッショニストがいるのを非常にうまく使っていると思います.曲によってはロックというよりもトラッドに近づきますからね.
そしていわゆるシンフォの部分.かっこいい.この一言につきます.デジタルな機材でも十分暖かいシンフォがつくれることを証明しています.盛り上がり方も半端じゃないです.もちろんアナログな機材も使っていますが,それは隠し味程度です.1枚目のテクニカルシンフォ的な側面と,2枚目ののびのびとした側面.まったく聴き手をだれさせずに2時間以上持たせる The Flower Kings.すごいとしかいいようがありません.Dream Theater のファンの人にも是非聴いてみて欲しいですね.
ところで,2枚組用の薄い CD ケースで全部透明なのは初めて見ました.でるといいな,と思っていたんですが.
#でも,割れたとき困るんですよね....