Afterlife -Early Fantasy- |
Eclipse (ECM-002) |
SETLIST:
- Metropolis Part I
- Afterlife
- To Live Forever
- The Ytse Jam
- The Killing Hand
- Only A Matter Of Time (Fade out)
Length: (41:52)
Sources/ Sound Qualities:
- 11/14/89 Rits Club, New York City, NY
- (Audience Recording)
- Sound Quality: B-
Review (in Japanese) |
- Kanji Code : Shift-JIS - |
WDADU tour の音源です。ツアーといっても、Charlie Dominici が歌ったのショウはショウケースを含めたったの12回しかありません。従って貴重な音源であるとはいえるでしょう。内容では、この時期に既に 'Metropolis Part I' がほぼ完成していたこと、また 'To Live Forever' も 'Forever' というタイトルで完成していたことが確認できます。'Metropolis' に関しては 1:イントロのキックの入り方が違う 2:歌メロが所々違う 3:決めから歌に戻る部分にブリッジがない、ことが確認できます。これらは別記のデモ音源でも明らかになっています。さらに、 'The Killing Hand' は I&W tour 1st leg でも演奏されていますが、イントロのアコースティックギターの部分から完奏しているのはこの時期だけです。もうひとつ、'Only A Matter Of Time' では、イントロの Key と Gu. による長いユニゾンのあと、すぐに歌に入らずにレゲエ(!)なパートが挿入されていることがわかります。実はこれ、ヴィデオで見ればわかりますが、ユニゾンのところで、アルバムではストリングスのコードが入っているんです。それを Diminici が別のキーボードをステージ上手にセットして弾いていて、ユニゾンが終わって歌に入るまでにマイクまで移動するためのブレイクなんですね。ちょっと、マニアック。
音質はかなり悪いです。元々がアナログのテープレコーダーを用いた録音と思われる上、かなりのジェネレーションを経ているものをマスターに使用しているようで、低音はほとんど残っていません。
ジャケットはコンピュータ・グラフィックでかかれていて、まあ、きれいです。表ジャケットに使われている写真もどうやら Dominici 時代のもののようです(出典がどこかわかる方がいらっしゃっいましたらご連絡下さい)。トラックリストも 'To Live Forever' が 'Forever' という名前であったことが書かれていませんがまあ、間違ってはいません。日本製なので丁寧です。
テープでもっといい音のものが出回っているほか、'Only A Matter Of Time' がカットされているものの別記の "Consciously Unreal" というブートに良い音のバージョンがボーナスとして収録されているので、そちらの方がいいかもしれません。どちらにせよ、この音源は元々 Only A Matter Of Time の途中で録音が終わってしまっていたらしく、最後まで入っているものはありません。ただし、ヴィデオでは最後まで入っているものが出回っています。それが一番いい選択でしょうか。