Gates Of Babylon '86
GRYPHON (Gryphon-001)
Front cover

SETLIST:

  1. Another Won
  2. Cry For Freedom
  3. Gates Of Babylon
  4. Your Majesty
  5. March Of The Tyrant
  6. Afterlife
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  7. Afterlife
  8. Another Won
  9. Cry For Freedom
  10. Your Majesty
  11. Vital Star
  12. The Ytse Jam
  13. March Of The Tyrant

Length: (73:31)

Sources/ Sound Qualities:

Tracks 1-6: 09/25/86 L'amours, Brooklyn, NY
(Audience Recording; XXmins)
Sound Quality: B
Tracks 7-13: 10/25/86 Sparks, Deer Park, NY
(Audience Recording; XXmins)
Sound Quality: B
Back Cover
Review (in Japanese)
- Kanji Code : Shift-JIS -

 これは DT がまだ Majesty と名乗っていた頃のライヴ音源です。現在までのところ音として残っていることはもちろん、明らかになっている Majesty 時代のライヴはこの2つしかありません。その意味でも貴重な音源です。この時期に既に 'Afterlife', 'The Ytse Jam' が完成していたことが確認できます。また、Majesty から現在に至るまでただの一度しか演奏が確認されていない 'Gates Of Babylon'(Rainbow のカヴァーです、念のため)が収録されているので、その点でも貴重かもしれません。ただ、アレンジはどうということはなく普通です。それよりも個人的には 'Vital Star' がかっこいいです。

 音質はあまりよくありません。元々がアナログのテープレコーダーを用いた録音と思われる上、かなりのジェネレーションを経ているものをマスターに使用しているようで、低音はほとんど残っていません。しかし、ジャケットに書いてあるように Digital Remastaling してあるのは確かで、トレーダーの間に出回っているテープと比べれば若干の音質向上が図られています。それでもブート初心者にはきついでしょうか。

 ジャケットは箔押しできれいなのですが、このペーパースリーヴというのは人気があるのでしょうか?個人的には嫌いです。しかし、必要最低限の情報は表記してあります。日本製なので基本的には丁寧な作りです。ただ、このときのヴォーカルが Chris Colins であることと、Majesty が Dream Theater の前身のバンドであることが表記されていないのが問題といえば問題でしょうか。

 全体的に見ると、DT のファンであれば入手して損はないと思います。テープで入手するよりはましです(値段で考えればテープの方がいいが)。ただ、この時期の曲は複雑、というよりは無謀(笑)という感じなので決して素晴らしいとは言えないと思いますが‥‥‥。

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