Part2


【カンテン培地】

ロ−ズマリ−の組織培養はポ−ラ植物工学研究所が行ってきた研究のひとつで、カンテンを使う方法はウイルスの侵食を避け、健全苗を創る為の方法です。これらのうち、生長点培養の方法でのみ、幼植物まで増殖させることができている。管理された環境ならば 1mmの切片から苗を得ることが可能です。ただし、ロ−ズマリ−の 場合この方法は効率が良いとは言えず、他に方法がない場合緊急避難的に利用する以外はつかわれない。もともとはラベンダ−用の方法。



【ローズマリーに関する特許申請−虫歯に効くローズマリー−】

ロ−ズマリ−に関する特許申請はここ数年、年30件ほどの割合で申請されているのですが、その中で最近、といっても10年以上になるのですが、化粧品・薬剤への開発が多くなってきています。
その中にロ−ズマリ−抽出物の抗う蝕作用についての研究成果が 発表されています。

・・・・以下、要約・・・・・
虫歯菌のひとつであるグラム陽性菌増殖菌体によるプラ−ク形成に対しロ−ズマリ−抽出物は250から500ppmでほとんどのプラ−ク形成を阻害した。この結果はロ−ズマリ−抽出物が虫歯菌が砂糖の存在により歯垢を形成し歯の表面に付着することを阻害することを示している。
また、グラム陽性菌に対しても有効な抗菌性を示すことからロ−ズマリ−抽出物は有効な抗う蝕剤として期待される。

この実験では、ギリシア、スペイン、チュニジアのロ−ズマリ−が 使われていました。濃度から見てかなり薄い抽出物でも相応の効果が期待できる、との報告でした。

また、この実験でのロ−ズマリ−抽出物は乾燥葉から精油を除去したのち含水エタノ−ルで抽出した香味や色調がかなり低減された粉末であるとのことです。もともとは油脂類の抗酸化剤として調製されたものだそうです。
250から500ppmという微量で明確な効果がある、ということは乾燥葉でもフレッシュでも同様の効果が期待できるでしよう。
この抽出物の成分としては、カルノソ−ル、ロズマノ−ル等を含有する、とのみ報告されており、ほかの機能成分については今後の研究課題としています。

#ロ−ズマリ−の乾燥葉をティ−スプ−ンにかるく1杯にカップ1杯分のお湯を注ぎ、5分ほど浸出させたものを1日2回服用すること。
メッセゲ氏の薬草療法です。
乾燥葉を使うのは保存しやすい為でティ−でも本当はフレッシュを使いたい、ということだそうです。
フレッシュの方が芳香は当然高いわけ。ガ−デン・ツァ−で出されるお茶はほとんどフレッシュです。



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