Part2


【混乱する『キフクリン』】

呼び方に大混乱の見られる「黄フクリン」です。
キフクリンとは、葉の縁が黄色に縁どられることです。
“Aureus"-Gilded Rosemary”が一般にギルデッドゴ−ルドといわれています。不規則な黄色の縁取りの立性種です。不安定です。
“Joyce De Baggio"-Golden Rain”は、半匍匐性の細葉の黄フクリンでこれも黄色が不安定で新芽の出始めで葉の先ちょが黄色になり全体が黄色に染まって見えるのが特徴です。
どちらも、暑くなると黄色が薄くなり緑一色になります。(黄緑に近いかな)
極めて安定したフクリンが入り、かつ黄色が消えない種類が“Gengers Gold”、規則的に黄色の斑模様にあり安定しているのが “Sissinghurst Gilded”でNZにあるそうです。

ただし、黄色の斑入りについてのみです。
他の色の斑については、私も写真で見ただけなのでまだ詳しく書けません。



【選抜種】

トウキョ−=レックス、サンタバ−バラ=ロックウッドデフォレストっていう話、ご存じでしたでしょうか?
なぜか?というと、それが選抜種だからです。
日野春ブル−でもお分かりのように、同じ種類の個体の中からより青い花を付ける株を選り分け、さらにそのクロ−ンを作り、又その中からさらに青い花を付ける株を選り分け・・・と繰り返していくと、元の集団からある種の特徴を持ったグル−プ(エリ−ト集団)ができてくるわけです。
逆にいうと、元がおんなじなのでミントと同じで交配しやすくモトノモクアミになりやすい。

ちなみに、サンタバ−バラとロックウッドデフォレストは、どちらも1930年代にプロストラタスの実生より選抜されたものです。ハンチントン・カ−ペットがよくよく似ているのですが別系統の種類といわれています。
でも、ハンチントンもプロストラタス同様ラバンデュラサス系なのですよ。だから、サンタバ−バラとハンチントンはほとんど見分けがつかないです。



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