Part1


【ローズマリーの土のphについて・・・】

Rodale's Guide to Growing Herbsによるとロ−ズマリ−はPH6.8の弱酸性、ちなみにラベンダ−は7.1の弱アルカリ性、チャイブとディルは6.0、ミントは6.5、セ−ジは6.4、カモミ−ルでもジャ−マンは6.7、ロ−マンで7.0と細かく指示されています。
でもね、日本の土壌環境を考えると7にするのでも大変ですけどね。水道水も弱酸性ですから、その水を毎日かけられて酸性の雨を あびていれば自然に酸性になりますよ。だから畑も庭も修正する必要があるんですね。



【香りがメンソレータムに似ている?の問題】

芳香性の植物などでは傷をつけると匂いが強くなります。
ロ−ズマリ−も匂いが強くなりますが、メンソレ−タムかどうかはその人の感じ方(評価)の問題でしょう。
ただ、時期によって匂いが変わったり、強弱が出ていることの方が 興味を引かれます。
メンソレ−タムの成分はカンフル9.6%、メント−ル1.35%、ユ−カリ油1.3%その他で、これらが87.07%のワセリンの中に入っているそうです。
ですから、ロ−ズマリ−の匂いに似ていると言えるでしょう。



【ローズマリーの香気成分について・・・】

ロ−ズマリ−の香気成分については一般的に精油で25種類、生葉で22種類ぐらいの成分が知られています。生葉の分析はあまり資料がないのですが、イタリア産で料理用に多く使われるタスカンブル−、一般的なプロストラタス、マジョルカピンクとアルバの比較結果からは主要成分ですら成分比率に明らかな違いが見られます。
前2種は1.8シネオ−ルが多くユ−カリ調ですが、プロストラタスがテルペン成分が多い為すっきりした香りであるのにタスカンブ ル−ではアルコ−ル類等微量成分が多い為にやや重いハ−ブ調の香りに感じられます。Mピンクとアルバはaピネンが多いのですが、MPの全体に複雑で重い感じに対してアルバは香気成分が全体に少ない為清涼感のある香りと表現されています。
「香り」という官能評価は感じる人の主観評価ですので、同じ成分バランスであっても評価する人の経験量、知識量、官能能力の個人差等によって異なった評価となります。より多くの体験を積み重ねて自分の一番好きな香りを探していくのも楽しみだと思います。

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