犯せエロス                しこた しこしこ  エロスはボッキした。必ず、かの好色淫乱の女王を犯さなければならぬと決意 した。エロスはやり方がとても上手い。エロスは、村の売春宿の店長である。性 器をこすり、女と遊んで暮らしてきた。だからsexに関しては、村一番の天才 であった。今日未明エロスは村を出発し、野を越え山越え、十里離れたこのセラ クスの市にやってきた。エロスには父も、母もない。もちろん乳房もない。十六 の、sexyな妹と二人暮らしだ。この妹は、村のあるプレイボーイを、近々、 sexパートナーとして迎えることになっていた。破処女式も間近なのである。 エロスは、それゆえ、sexパートナーのコンドームやら精液をためておくバケ ツやらを買いに、はるばる市にやってきたのだ。まず、その品々を買い集め、そ れから性器をぶらぶらたらして歩いた。エロスにはsexフレンドがあった。セ リヌンペニスである。今はこのセラクスの市で、売春婦をしている。その女を、 これから犯してみるつもりなのだ。久しくやらなかったのだから、犯しに行くの が楽しみである。  道で出会った女を犯して歩いているうちにエロスは、女の様子を怪しく思っ た。エロさがない。もうすでに絶頂もすぎて、女が感じないのは当たり前だが、 けれども、なんだか、そのせいばかりではなく、市全体の女が、やけにエロくな い。sexのうまいエロスも、さすがに感じなくなってきた。道で出会った熟女 を捕まえて、感じないのか、二年前にこの市にきたときは、夜でも皆が女を犯し て、町はにぎやかであったはずだが、と質問した。熟女は、腰を振っただけで答 えなかった。しばらく歩いて少女に会い、今度はもっと、強く差し込みながら質 問した。少女は答えなかった。エロスは舌で少女の性器をなめながら質問を重ね た。少女は、辺りをはばかる低声で、わずか答えた。 「女王様は、人を犯します。」 「なぜ犯すのだ。」 「エロ心を抱いている、というのですが、誰もそんな、エロ心を持っていない者 はおりません。」 「たくさんの人を犯したのか。」 「はい、はじめは女王様のお知り合いを。それから、ご自身のおマンコを。それ から、妹様を。それから、妹様のお嬢様を。それから、王女様を。それから、近 親のアレキン様を。」 「驚いた。女王はレズなのか。」 「いいえ、レズではありません。男を感じることができぬ、というのです。この ごろは、女の性器にもお感じになられません。新しい性器を求め、少しでもエロ い暮らしをしている者には、売春婦かプレイボーイを一人ずつ差し出すことを命 じております。ご命令を拒めばフェラチオされて、犯されます。今日は、六人犯 されました。」聞いて、エロスはさらにボッキした。「sexyな女王だ。犯さ ずにはおけぬ。」  エロスは、ただエロいだけの男であった。コンドームなどの買い物を背負った ままで、のそのそ王城に入っていった。たちまち彼は、巡邏の性兵にまとわりつ かれた。調べられて、エロスの懐中からはコンドームが出てきたので、性兵たち を激しく興奮させてしまった。エロスは、女王に服を脱がされた。  「このコンドームで何をするつもりであったか。言え!」女王ディオナニスは 静かに、けれどもsexyさを持って問いつめた。その女王の股間は蒼白で、あ そこのしわは、刻み込まれたように深かった。  「市を女王の舌から救うのだ。」とエロスはボッキせずに答えた。  「おまえがか?」女王は、少し感じた。「しかたのないやつだ。おまえには、 わたしのsexの意味が分からぬようだな。」  「犯すぞ!」とエロスは、いきなり性器をさして叫んだ。「人の性器をなめる のは、かなり気持ちいいsexだ。女王は、感じない民の性器をさえ、犯してお られる。」  「犯すのが、正当の生活なのだと、わたしに教えてくれたのは、おまえたちの 性器だ。人の性器は、すばらしいものだ。人間は、もともと性欲のかたまりさ。 感じなくては、ならない。」女王は感じまくってつぶやき、ほっとsexyなた め息をついた。「わたしだって、正しいsexを望んでいるのだが。」  「何のためのsexだ。自分の性欲を満足させるためか。」今度はエロスが感 じまくった。「感じない人を犯して、何が正しいsexだ。」  「黙れ、プレイボーイ!」女王は、さっと性器をしめて報いた。「口では、ど んな清らかなことでも言える。わたしは、人の性器であそこの奥底を突いて欲し くてたまらない。おまえだって、今に、フェラチオを受けてから、泣くほど感じ たってやめぬぞ。」  「ああ、女王はsexyだ。本当にsexyだ。わたしは、ちゃんとやりまく る覚悟でいるのに、「やめろ」などとは決して言わない。ただ、|」と言いかけ て、エロスは瞬時妹のことを思いだして、「ただ、わたしにと何日もsexをす るつもりなら、今からわたしに三日間の日限を与えてください。たった一人の妹 に、sexパートナーを持たせてやりたいのです。三日のうちに、わたしは村で 破処女式を挙げさせ、性欲をより高めて、必ず、ここへ帰ってきます。」  「ばかな。」と女王は、色っぽい声で甲高く笑った。「とんでもないエッチな うそをつくわね。膣から逃げた精子が帰ってくるというのか。」  「そうです。帰ってくるのです。」エロスは必死でさしまくった。「わたしは 女とのsexを途中でやめません。わたしの性器を、三日間だけ自由にしてくだ さい。妹が、わたしの性器を待っているのだ。そんなにわたしの性器を信じられ ないならば、よろしい、そういえば、あなたは女も集めていると聞く。この市に セリヌンペニスという売春婦がいます。わたしの無二のsexフレンドだ。あれ を、あなたの女としてここに置いていこう。わたしがやってしまって、三日目の 日暮れまでに、ここに帰ってこれなかったら、あの女の体を好きにしてくださ い。頼む、そうしてください。」  それを聞いて女王は、興奮した気持ちで、そっと性器をゆるめた。過激なこと を言うわね。よく考えれば、sexは気持ちいいのだから、必ず帰ってくるに決 まっている。この床上手な男とsexを中断して、またやり直すというのもおも しろい。そうして身代わりの女も、三日目に犯してやろう。人の性器は、これだ からすばらしいと、私はsexyな顔して、その身代わりの女をこの舌で犯して やるのだ。世の中の、売春婦とかプレイボーイとかいう奴らを、うんと感じさせ てやりたいものさ。  「願いを、聞いた。その売春婦を呼ぶがよい。三日目には日没までに帰ってこ い。遅れたら、その売春婦を、きっと犯すぞ。それと、ここに来るときには、性 器が今よりも大きく、固く立っていなければだめだ。もしそうでなかったら、絶 対にエッチしてやらないぞ。」  「なに、何をおっしゃる。」  「はは、sexがしたかったら、立たせて来い。おまえのsexは、なかなか いいぞ。」 エロスは名残惜しそうに性器を抜いた。絶対に女王ともう一度やりたいと思っ た。  sexフレンド、セリヌンペニスは深夜、王城に召された。女王ディオナニス の面前で、気持ちよき友とよき友は、二年ぶりで相会うた。エロスは、友に固く ボッキした性器を突きさした。セリヌンペニスは無言で受け入れ、エロスをひし と抱き締めた。sexフレンドの間は、言葉はいらなかった。セリヌンペニス は、縛られ、ムチ打たれた。エロスは、すぐに出発した。初夏、精子の数ほどの 星である。  エロスはその夜、オナニーもせず十里の道を急ぎに急いで、村へ到着したの は、明くる日の午前、日はすでに高く昇って、村人たちは野に出てsexを始め ていた。エロスの十六のsexyな妹も、今日は兄の代わりに売春宿の店番をし ていた。よろめいて歩いてくる兄の、半立ちの性器を見つけて。走り寄ってき た。そうして、すぐに兄の性器をもてあそび始めた。  「後にしてくれ。」今は精力を温存しておきたかった。「市に女を残してき た。またすぐ市に行きsexを続けなければならない。今夜、おまえの破処女式 を挙げる。早い方がよかろう。」  妹はほおと股間を赤らめた。  「うれしいか。きれいなコンドームも買ってきた。さあ、これから行って、村 の人たちに知らせてこい。破処女式は、今夜だと。」  エロスは、また、ゆっくりと歩きだし、家へ帰って性交神の像の性器をこす り、自分のも少しこすって、まもなく床に倒れ伏し、呼吸もせぬくらいの深い眠 りに落ちてしまった。。  目が覚めたのは夕方だった。エロスは起きてすぐ、妹のsexパートナーとな る男の家を訪ねた。そうして、少し事情があるから、破処女式を今夜にしてく れ、と頼んだ。プレイボーイの姉は驚き、それはいけない、こちらにはまだなん の支度もできていない、やりまくり祭の季節まで待ってくれ、と答えた。エロス は、待つことはできぬ、どうか今夜にしてくれ、とその姉の性器を触ってじらし ながら頼んだ。彼女もなかなかの性器をもっていた。なかなかイってくれない。 日の暮れるまでこれを続けて、やっと、どうにか彼女を絶頂に追いやり、何も考 えられないうちに、説き伏せた。破処女式は、真夜中に行われた。sexパート ナーとなったプレイボーイが、エロスの妹と合体した時、みだらな雰囲気が家中 にあふれ、とろとろと愛液が流れだし、やがて愛液の湖のようになった。破処女 式に列席していた村人たちは、なにか性器がうずくのを感じて、めいめい着てい た服を脱ぎ捨てて、狭いベッドの中でむんむん蒸し暑いのもこらえ、陽気にこし を振り、性器を突き立てた。エロスも、満面にエロさをたたえ、しばらくは、女 王とのあのsexをさえ忘れていた。破処女式は、夜が更けていよいよ乱交パー ティとなり、人々は、乱れ飛ぶ精液を全く気にしなくなった。エロスは、今すぐ にでもここでやりたい、と思った。このエロい人たちと一緒に楽しみたいと願っ たが、今は、精力を蓄えて、女王とのsexに備えなくてはならない。辛いのは 仕方のないことである。エロスは、我が性器を握りしめ、ついに出発を決意し た。明日の日没までには、まだ十分の時間がある。ちょっと眠って、それからす ぐに出発しよう、と考えた。そうすれば、精力もさらに高まっていよう。それ に、眠らなければ、この辛い気持ちから逃れられなかった。エロスほどの男に は、一日sexしないことが大変な苦痛なのである。何度となく突かれて、絶頂 に達しているらしい妹に近寄り、 「おめでとう。わたしはもうやってしまったから、ちょっと御免こうむって眠り たい。少ししたら、また市に出かける。大切な女がいるのだ。私がいなくても、 もうおまえにはいいsexパートナーがいるのだから、決して欲求不満になるこ とはない。おまえの兄の、一番嫌いなものは、人とのsexを途中でやめるこ と、それから、若いうちに子供をつくることだ。おまえも、それは、知っている ね。sexパートナーとの間に、今は子供など作ってはならぬ。おまえに言いた いのは、それだけだ。おまえの兄は、たぶんエロい男なのだから、おまえもその 性器を大事にしろ。」  妹は聞いているのかどうかよくわからないほど感じていた。エロスは、それか らプレイボーイの性器を叩いて、  「性欲の尽きないはお互い様さ。私の家にも、宝といっては、妹と写真集だけ だ。ほかには、何もない。全部あげよう。もう一つ、エロスの性器を見たことを 誇ってくれ。」  プレイボーイは胸もみしながら、照れていた。エロスはsex中の村人たち に、簡単にあいさつを済ませてから、部屋から抜け出し、写真集置き場に潜り込 んで、お気に入りの本を顔にかぶったまま眠りこけてしまった。  気がついたのは明くる日の薄明の頃である。エロスははね起き、しまった、夢 精してしまったか、いや、それは大丈夫、これからすぐに出発すれば、約束の刻 限までには十分間に合う。そしてペニスは十分固くなるはずだ。今日はぜひと も、あの女王に、正しいsexの存するところを見せてやろう。そうしてセリヌ ンペニスと3Pでもする事にしようか。エロスは、ゆうゆうと身支度を始めた。 ペニスも、昨日と比べてだいぶ大ぶりになっている様子である。身支度はでき た。さて、エロスは、ぶるんと性器を大きく振って、家を、射精された精子のご とく走り出た。  私は、今宵、やりまくる。やりまくるために走るのだ。そして身代わりのse xフレンドと3Pするために走るのだ。女王の好色淫乱を味わうために走るの だ。走らなければならぬ。そうして、わたしはやりまくる。若いときから性器を 使え。そのために、今は我慢しなければならぬ。エロいエロスは、つらかった。 やはり何度か、オナニーしそうになった。あっ、あっと大声あげてペニスを殴り ながら走った。村を出て、野を横切り、森をくぐり抜け、隣村に着いた頃には、 精液もうっすらと浮かび、性器は高くボッキして、そろそろやりたくなってき た。エロスは先走の液をティッシュで拭い、ここまでくればもう少しだ、ももう 少し我慢すればよい。妹たちは、きっとよいsexパーティーになるだろう。私 は、今、すべての性的興奮で満たされているはずだ。まっすぐ王城に行き着け ば、それでやれるのだ。オナニーしてはいけない。とにかく我慢しよう、と持ち 前の耐久力を取り返し、sex以外のことを考えるようにした。ペニスを中途半 端に立て二里行き三里行き、そろそろ全里程の半ばに到達した頃、エロスの性器 が、突然、直立した。見よ、前方の川を。昨日のオナニアで行われたしこり祭り で山の水竜は興奮し、白流ねばねばと下流に集まり、猛勢一挙に橋を破壊し、ね ちょねちょと響きをあげる激流が、こっぱみじんに橋げたをはねとばしていた。 彼の性器は、どんどん立ってきた。水竜の精には、人を興奮させる力があるの だ。あちこちが熱くなり、今こんな気分になってはいけないと自分を叱ってはみ たが、女とのsexのことのみ思い出されて、妹の裸も頭にちらつく。あそこは いよいよ、膨れ上がり、爆弾のようになっている。エロスは川岸に倒れ込み、 ペニスに手をかけながら性交神に哀願した。「ああ、沈めたまえ、荒れ狂う精液 を!ペニスは刻々に固くなっていきます、わたしもすでにこれ以上我慢できませ ん。王城に行き着く前にオナニーし、精力を使い果たしてしまったら、あのよい sexが、もう二度とできなくなってしまうのです。」  精液は、エロスの叫びをせせら笑うごとく、ますます激しく粘りまくる。精液 は精液をのみ、粘り、泡を立て、そうして性器は、刻一刻と立ち上がっていく。 今はエロスも覚悟した。これを飲むよりほかにない。ああ、神々よ哀れみたま え!オナニーの誘惑にも負けぬ正しいsexへの偉大な欲求を、今こそ発揮して みせる。エロスは、ねちょっと流れに飛び込み、膣内の肉のように粘りのたうち 荒れ狂う精液を相手に、必死の闘争を開始した。満身の力を肺に込めて、押し寄 せ渦巻き引きずる精液を、何のこれしきと口に流し込み、紅顔赤面の人の子の姿 には、神もさすがに呆れたか、ついに精液を水に戻してくれた。見事な犬かきで 対岸の樹木の幹まで、泳ぎ着くことができたのである。ありがたい。エロスは馬 のように大きなこしぶるいを一つして、すぐにまた先を急いだ。急がなければ、 オナニーの誘惑に負けそうなのだ。性器はすでにはち切れんばかりである。これ なら女王も満足である。はあはあとsexyな呼吸をしながら峠を登り、登り切 って、突然、目の前に一隊の女レイピストが躍り出た。  「待って。」  「何をするのだ。私はこの性器のしぼまぬうちに王城へ行かなければならぬ。 放せ。」  「そんなに簡単には放さないわよ。ペニスをさして私たちを感じさせなさ い。」  「私には命のほかにはエロさしかない。その、片方のエロさも、これから女王 とともに使いまくるのだ。」  「その、エロさが欲しいのよ。」  「さては、どこかでわたしのペニスを見て、ここで私を待ち伏せしていたのだ な。」  その女レイピストは、ものもいわず一斉にペニスを握ってきた。エロスはくい っと、性器をひねり、それを銃弾のごとく身近の一人に突きさして、そのヴァギ ナをつぶして、 「気の毒だが女王とのsexのためだ!」と猛然一撃、たちまち、三人のヴァギ ナをさしつぶし、残るもののひるむすきに、さっさと走って峠を下った。一気に 峠を駆け下りたが、さすがに興奮し、折から午後の灼熱の太陽がまともに、股間 にかっと照ってきて、エロスは幾度となく性感が高ぶり、これではならぬ、と気 を取り直しては、よろよろ二、三歩歩いて、ついに、びよんと性器をのばした。 オナニーしなければ耐えられないのだ。天を仰いで、ペニスが自然に泣き出し た。「ああっ、あっ!」精液を飲み込み、女レイピストを三人も突きつぶし射精 液のように、ここまで突破してきたエロスよ。そして、その性器よ。今、ここ で、感じきって直立してしまうとは情けない。あの気持ちいい女王とのsex は、おまえがオナニーするばかりに、もうできなくなってしまう。おまえは、最 悪のレイピスト、まさしく女王のあそこのようだぞ、と自分のペニスを殴ってみ るのだが、全くしぼまず、もはや一秒も早くオナニーがしたい。路傍の草原にご ろりと寝転がった。性器が天を仰いでのびる・・・精力がこうでは、体力が持た ない。もう、どうなってもいいという、レイピストに不似合いな投げやりなse xマインドが、心の隅に巣くった。わたしは、これほど我慢したのだ。sexを やめる心は、みじんもなかった。性交神も照覧、私は精力が満タンになるまで我 慢してきたのだ。鋼の棒のようになるまで我慢して走ってきたのだ。わたしは悪 いレイピストではない。「ああっ」、できることならわたしの性器を引き抜いて 、赤紫の睾丸をお目にかけたい。快感と性欲の血液だけで動いているこの睾丸を お目にかけたい。けれどもわたしは、この大事なときに、我慢が限界に達したの だ。わたしは、よくよくエロい男だ。わたしは、オナニーを止めることができな い。わたしのペニスもそう言っている。わたしは女王とsexできない。途中で オナニーするぐらいならあのとき女王とやり終えておくべきだった。 「ああっ」、もう、どうなってもいい。これが、わたしの定まった運命なのかも しれない。セリヌンペニスよ、犯されてくれ。君は、いつでもわたしを気持ちよ くしてくれた。わたしも君を、気持ちよくした。私たちは、本当によいsexパ ーティーであったのだ。一度だって、インポな感じを、お互い性器に宿したこと はなかった。今だって、君はわたしをオナニーのおかずにしているだろう。「あ あっ」、やっているだろう。ありがとう、セリヌンペニス。よくもわたしと遊ん でくれた。それを思えば、よけい立つ。sexパーティーの間の快感は、この世 で一番誇るべき宝なのだからな。セリヌンペニス、わたしは我慢したのだ。女王 とのsexとにかくやりかった。やらせてくれ! わたしは我慢に我慢してここ まできたのだ。精液を飲み込んで、女レイピストの囲みからも、するりと抜けて 一気に峠を駆け下りてきたのだ。わたしだから、オナニーを我慢できたのだよ。 「ああっ」、この上、わたしの性器を思い出すな。オナニーでもしていてくれ。 どうなっても、もういい!。わたしはオナニーに負けたのだ。だらしがない。イ かせてくれ。女王はわたしに、ペニスをもっと固くして来い、と命令した。もし そうでなかったら、身代わりを犯して、わたしとはやらないと言っていた。わた しは女王とどうしてもやりたかった。けれども、今になってみると、わたしは女 王の股間からどんどん離れていく。わたしは、オナった後で行くだろう。女王 は、ペニスを一瞥するだけでわたしを犯さず、そうしてこともなくわたしのse xフレンドを犯すだろう。女王とやれないなんて、わたしは、下半身がなくなる よりつらい。わたしは、永遠に悪いレイピストだ。地上でもっとも、不名誉の人 種だ。セリヌンペニスよ、わたしはやりたい。君と一緒にやらせてくれ。君だけ はまだわたしの性器を欲しているに違いない。いや、それもわたしの性器の、独 りよがりか?「ああっ」、もういっそ、オナニストとして感じまくってやろう か。村にはsexyな妹がいる。写真集もある。妹夫婦が、まさかわたしをse xパーティーに入れてくれないなんてことはないだろう。正しいsexだの、3 Pだの、オナニーだの、考えてみれば、どれも気持ちよい。性器をこすって気持 ちがよくなる。それが人間世界の定法ではなかったか。「ああっ」、何もかも、 どうなってもいい! わたしは、醜いオナニストだ。俺のペニスは、勝手にする がよい。ああっ、出てしまった! 精液を噴射して、うとうと、まどろんでしま った。  ふと足に、ヌルヌル、精液のベタベタした感触を受けた。そっとペニスを握 り、それをこすってこすりまくった。すぐ足下に、精液がたまっているらしい。 よろよろ起きあがって、見ると、亀頭の裂け目から滾々と、異臭を放ちながら 白い液が少しずつ黄色くなりながら、たまっている。その白さに魅入られるよう にエロスは身をかがめた。精液を両手ですくって、顔にかけた。うっと性器が立 って、夢から覚めたような気がした。立てる。行こう。精力の回復とともに、わ ずかながら性欲が生まれた。sex遂行の性欲である。我が身を使って、女を犯 す性欲である。斜陽は赤い光を、エロスの性器に投じ、さおも袋も燃えんばかり に輝いている。日没までには、ペニスも固くなる。わたしのペニスを、待ってい る人がいるのだ。女王とのsexが待っているのだ。わたしのsexは、まだ途 中だ。オナニーの快感なぞは、問題ではない。オナニーしまくり、などと気持ち のいいことはやっておられぬ。わたしは、女王に犯されるのではない。犯すのだ ! 今はただボッキするだけだ。犯せ! エロス。  わたしは女王を犯すのだ。わたしは女王を犯すのだ。先刻の、あのオナニーの 感触は、あれは快感だ。いい気持ちだ。だがsexには劣る。性器が立っている ときは、不意とあんないい気持ちになるものだ。エロスの性器よ、おまえはイン ポではない。やはり、おまえは真のレイピストだ。再び立って感じられるように なったではないか。ありがたい! わたしは、神聖なレイピストとして犯すこと ができるぞ。ああ、日が沈む。あそこは立ち上がる。待ってくれ、性交神よ。わ たしは生まれたときから神聖なレイピストであった。神聖なレイピストのままで 犯させてください。  道行く人を性器でむち打ち押しのけ、さしとばし、エロスは白い精子のように 走った。野原で性交会の、そのsexのまっただ中を駆け抜け、sexパーティ ーたちを仰天させ、女性器をさし破り、精液を漏らしつつ、少しずつ沈んでゆく 太陽の、十倍のスピードであそこが立ってきた。一団の包茎者とさっとすれ違っ た瞬間、不吉な会話を性器が吸収した。「今頃は、あの女のあそこも、女王の舌 にかかっているよ。」「ああっ」、その女と、女王のためにわたしは、今こんな に感じているのだ。その女を犯されてはならない。急げ、エロス。犯さなくては ならぬ。正しいsexと快感の力を、今こと感じさせてやるがよい。女王の性器 なんかは、どうなってもいい。エロスは、今は、全裸体であった。これ以上ボッ キもできず、二度、三度、先から液体が吹き出た。感じる。はるか向こうに小さ く、セラクスの町のダビデ像が見える。ダビデ像の股間は、夕日を受けてきらき ら光っている。  「ああ、エロス様。」あえぐような声が、風とともに聞こえた。  「だれだ。」エロスは走りながら訪ねた。  「フェラストラトスでございます。あなたのsexフレンドセリヌンペニス様 の弟子でございます。」そのかわいい売春婦も、エロスの後についてオナニーし ながら叫んだ。「ああっ、もう、だめでございます。感じてしまいます。走るの は、やめてください。もう、女王とやることはできません。」  「いや、まだペニスはしぼまぬ。」  「ちょうど今、あの方がフェラチオにかかるところです。ああっ、あなたはs exyだ。さしてください。早くささないと、わたしのあそこが−−−! 」  「いや、女王とやるまでは・・・」エロスは性器の張り裂ける思いで、白く大 きいフェラストラトスのバストばかりを見つめていた。でも走るよりほかはな い。  「やめてください。走るのは、やめてください。今はあなたの性欲が大事で す。あの方は、あなたの性器を待っていました。フェラチオ台に引き出されて も、感じずにいました。女王様が、さんざんあの方をつついても、エロスとやり ます、とだけ答え、強い性器を持ち続けている様子でございました。」  「それだから、走るのだ。そして女王とやりたいから走るのだ。オナる、オナ らぬは問題でないのだ。性器や精液も問題でないのだ。わたしは、なんだか、も っと気持ちよくsexyなもののために走っているのだ。ついてこい! フェラ ストラトス。」  「ああっ、あなたはボッキしているの?それでは、うんと走りなさい、うんと 感じなさい。ひょっとしたら、女王とのsexがみれるかもしれないな。私も行 きたい。」  もちろんそうだ。女王とやりたい。最後の精力を尽くして、エロスはボッキし た。エロスのあそこは、ちぎれそうだ。精液で満たされている。ただ、わけの分 からぬsexyなものに引きずられて感じた。日は、処女の血のように赤く、ま さに最後の一片の残光も、消えようとしたとき、エロスは膣に進入する精子のご とくフェラチオ台に突撃した。間に合った。  「待て、その人を犯してはならぬ。エロスが帰ってきた。約束の通り、女王と やらせろ。」と大声でフェラチオ台の群衆に向かって叫んだつもりであったが、 のどちんこがつぶれてしわがれた声がかすかに出たばかり、群衆は、一人として 彼の到着に気がつかない。すでにセリヌンペニスの性器が高々とつるされ、女王 の舌は、徐々にそれに近づいてゆく。エロスはそれを目撃して最後の性、先刻、 精液を流れたように群衆をさし分け、突き分け、  「私だ、女王! 犯すのは、私だ。エロスだ。sexを中断した私は、ここに いる! 」と、かすれた声で精子があふれるほどに叫びながら、ついにフェラチ オ台に上り、つり上げられてゆくsexフレンドの股間に、かじりついた。群衆 は、どよめいた。sexyだ。犯せ、と口々にわめいた。セリヌンペニスの性器 は、自由になったのである。  「セリヌンペニス。」エロスは股間から液体をもらしながら言った。「私のペ ニスをなめろ。気持ちよすぎるくらいペニスをなめろ。わたしは、途中で一度、 オナニーをした。君がもし私のペニスをなめてくれなかったら、わたしはきみと sexする資格さえないのだ。なめろ。」  セリヌンペニスは、すべてを察した様子でうなずき、フェラチオ台いっぱいの 男の股間をボッキさせるほど気持ちよさそうにエロスの性器をほおに含んだ。な め終わってからsexyにほほえみ、  「エロス、ここを突いて。こわれるくらい強く私のここを突いて。私はこの三 日の間、たった一度だけ、あなたをオナニーのおかずにした。快感を覚えて、初 めてあなたをおかずにした。あなたがわたしに力いっぱいさしてくれなければ、 わたしはあなたとsexできない。」  エロスは下半身にうなりをつけてセリヌンペニスの股にペニスを突き刺した。  「ありがとう、sexフレンドよ。」二人同時に言い、ひしと抱き合い、それ からおもむろにsexを始めようとした。 群衆の中からも、「しこしこ」とする音が聞こえた。女王ディオナニスは、群衆 の前に立って二人の性器を、まじまじと見つめていたが、やがて興奮したように 二人に近づき、あそこを赤らめて、こう言った。 「おまえとsexがしたかった。おまえのここは、わたしを初めて気持ちよくし た。正しいsexとは、決して感じない人を犯すことではなかった。どうか、わ たしもsexパーティーに入れてくれないか。どうか、わたしの願いを聞き入れ て、おまえたちとともにsexをさせてほしい。」  どっと群衆の間に、叫びが起こった。  「sexy、女王様sexy。」  一人の少女が、緋のコンドームをエロスに捧げた。エロスは、それに気がつか なかった。sexyな女王は、気をきかせて教えてやった。  「エロス、おまえは、生のままじゃないか。早くそのコンドームをはめるがい い。このsexyな娘さんは、おまえのペニスが、わたしの中に入るのが、たま らなく悔しいのだ。」  レイピストは、ひどくボッキした。