輝国山人の韓国映画
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母情

ヘオク(チョ・ミリョン)は,医師である夫チョン・ハクス(イ・ミン)とともに幸せに暮らしている中産層の女性だ。

なかなか赤ん坊ができないという点の他には,何の心配もない彼女の家に,ある日,夫の息子だと主張するシノ(アン・ソンギ)が訪ねてくる。

シノは,7年前の戦争中,夫チョン・ハクスと一夜を送った女性ケスン(イ・ギョンヒ)の子供であった。

ケスンは,人知れずに子供を産んで育ててきたが,重病にかかって死ぬ運命となり,やむを得ず父に子供を任せることになったのだ。

夫が出張に行った間,夫の子供を引き受けることになったヘオクは,背信を感じる。彼女は,子供を孤児院に任せようとするが,頑強に拒否する子供を見て,結局,再び家へ連れて帰ってくる。

ヘオクは,シノとともに過ごす間,だんだんと母性愛を感じるようになって,シノも彼女になつくことになる。出張から帰ってきた夫は,家を出て行こうとする妻に,避難の道に二人だけ残された状況で,どうしようもない事だったと言って許しを請う。

一方,毎日,線路に出て行って母を待つシノは,汽車を追いかけて行って線路で倒れる。どうしてもシノと離れることができず,家の近所をうろうろした母ケスンは,倒れたシノを救って代わりに死を迎えることになる。

シノを探して外に出てきたヘオクとハクスは,母の死体そばで泣いているシノを発見することになって,ヘオクはシノを固く抱く。

[制 作 年] 1958年 [韓国封切] 1958年1月14日 [観覧人員]  [原 題] 母情 모정 [英 語 題] A Mother's Love [ジャンル] メロドラマ,新派 [原 作]  [脚 本] チョ・ジング [脚 色] ハ・ハンス [監 督] ヤン・ジュナム [助 監 督]  [撮  影] ユ・ジャンサン [照  明] コ・ヘジン [音 楽] キム・デヒョン [美 術] イ・ボンソン [武 術]  [出 演] イ・ミン    → チャン・ハクス(張學洙) 医師       チョ・ミリョン → ヘオク ハクスの妻       イ・ギョンヒ  → ケスン シノの実母       アン・ソンギ  → シノ ハクスとケスンの子 (子役) [受 賞]  [映 画 祭] 2016.2.3〜3.6        日韓国交正常化50周年記念 韓国映画1934-1959 創造と開化  福岡市総合図書館 映像ホール シネラ で上映 [時 間] モノクロ 93分 [観覧基準]  [制 作 者] キム・ギョンジュン [制作会社] テヤン(太陽)映画社 [制 作 費]  [D V D] 日本発売なし [レンタル]  [H P]  [撮影場所]  [M-Video]  [Private ] なし        2016年2月7日(日)11:00 シネラ [お ま け] 


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